
3 / 6
②主語と動詞は一音節のように響く 母音の比率が大きい日本語の感覚では、「She runs」を
「シー・ランズ」というように分割して読みがち。しかし英語ならここは「Shrns(シラン
ズ)」と一音節。「Should we leave?」も 「シュッド・ウィ・リーブ」ではなく「Shldwlv(シ
ュドゥィリブ)」と一気に読まれ、「leave」だけしか聞き取れない、といったことが起こる。
主語と動詞はつながって「一瞬で終わる」と あらかじめ認識しておこう。
③前置詞は後ろの単語につながる 母音の比率が大きい日本人の英語は、「in the box」を「イ
ン・ザボックス」というように前置詞を単独で意識する傾向があるが、英語の発音は「nthbx
(ンザボックス)」に近い。「for」や 「from」も要注意。「フォー」「フロム」のように「オ
ー」の音を意識していると、実際の発音と頭の中のギャップが大きくなり、聞き間違うモト
になる。会話では「for」は「フ」、 「from」は「フム」。「for you」は「フユ」、「from Japan」
は「フムジパン」のように聞こえてくる。
④母音が前の音につながる リエゾンとは、単語と単語が連結する現象のこと。英語の場合、
母音(a、e、i、o、u)は、前の語の末尾と連結するのが特徴。「is a」なら「イズ・ア」では
なく「isa(イザ)」となる。流 暢な英語ではこのリエゾンが頻繁に起こるので、一単語ずつ
区切って意識しがちな日本人は違和感を覚えやすい。例えば「He is arriving」は「Heisa rriving
(ヒーザライビング)」となるが、 このとき連結部の母音は暗く発音されるため、「ドライ
ビング」に聞こえる、などの誤解が起こりがちだ。
⑤子音が後ろの音につながる 子音のうち特に「t」と「d」は、その後ろの語の頭と連結し
て読まれて印象が変わり、発音のギャップが生まれる。例えば「red roses」は「レッド・ロ
ーズイズ」ではなく「re droses(レ ッ・ドローズィズ)」の感覚に近い。これを心得ておく
と、「can と can’t が聞き分けられない問題」もかなり解決する。「He can’t go」なら、「can」
ではなく、次の「go」を意識するのが コツ。ネイティブの発音をよく聴くと、「He can tgo
(ヒキャン・トゥゴ)」となり、「go」の頭に小さく「t音」がくっついているのがわかるだ
ろう。
2020.11.25
発音のギャップを解消するには?
①口とあごの動きを変える 聞き取りができるようになる第一歩は、自分も子音を意識して
発音してみること。自分の声で慣れてくると、聞き取り力もアップする。子音を意識した発
音をするには、下あごと下唇の固定が 重要。母音を発音するときはここが働くので、その
動きを抑制するのだ。コツは口を「ウ」の形にややすぼめて発音すること。この口の形で「a
lot of potatoes」と素早く発音してみると、下あご回りが動かず流暢な感じが生まれる。