(2)宇宙

 宇宙はどこまで広がっているのでしょうか? 宇宙の先には壁があるのでしょうか?この疑問はいつも私の頭から離れません。そこに壁があるのならその向こうには何があるのでしょうか。科学は因果律を基に発展しています。壁の向こうに何もない因果律が成立しない世界、そこは人知の及ばない神の世界なでしょうか。人間の認識には、視覚、伝達、比較、判断が繰り返され、始まりと終わりがあります。始まりと終わりのない世界は思考できません。

 時間とは何でしょうか?エネルギーや光の移動を、人間がとりあえず時間と呼んでいます。神から見れば一瞬の出来事かも知れません。始まりも終わりも神からすれば一瞬の出来事かも知れません。ものが存在するとはどういう事でしょうか?「無い」があるから「有る」があり存在を理解する事が出来ます。この世界は「無い」と「有る」が時間に関係なく混在しています。始まりも終わりも同時に混在しています。

 宇宙にはダークマターやダークエネルギーが充満し、すごい勢いで膨張しています。エネルギーや物質のない、光の届かないすごい先の世界は壁の向こうではありません。無の世界で空間ではありません。空間は時間と同様人間が考え出したものです。私は壁を理解する為そう思っています。